中途半端に終わらせてしまった前回からの続きです。
日本の外務省から危険度3という称号(笑)を頂き(現在、最大が危険度4)、モロ・イスラム開放戦線(MILF)、共産ゲリラなどが住み着くミンダナオ島キダパワンに場違いなくらい綺麗な環境施設を整えたここ「イースタービレッジ」。(アブサヤフがいるのは隣のバシラン島)
今、己はここで庭師の仕事をさせていただいています。
庭の雑草取り・草刈・木の剪定・花植え・新しい庭造りetc・・・仕事は後を絶ちません。
なんたってここは熱帯雨林気候、植物の成長が以上に早く、伐っても伐っても一週間後には元どおり!!wwでも我を忘れて好きな仕事を楽しくできるのはとても幸せな事です。
学生時代に勉強&資格をとった造園関連(測量・フラワーデザイン・園芸装飾等)の技術がようやく実になり、本当に良かった♪
なんたって卒業して以来6年間一度も役にたっていなかったものだから・・・(*^_^*)
土・日の休日には子供たちも一緒に庭仕事を手伝ってくれます。(写真の日本人は休日を利用して一週間だけ滞在してくれたタッチャン)
さて、どのボランティアにも言えることなのですが、それが特に海外の場合、大抵はあまり役に立っていません。
確かに働き手が増えるので助けになるかもしれませんが、それ以上に相手先に気を使わせてしまったり、逆に迷惑をかけてしてしまったり・・・総合的に観ると居ても居なくとも良いということになります。
ではボランティアの意味とは何でしょう?
相手先に気を使わせてしまったり迷惑をかけたりするのはどうしても避けられない事です。
ボランティアをする者はそれを理解した上で現地に赴かなくてはいけません。
あくまで「ボランティアをする」ではなく、「ボランティアをさせていただく」であり、「自分がボランティアをすることで相手が助かる」ではなく、「ボランティアをさせて頂くことで自分が助かる(+α相手もちょっとだけ助かるかもね)」なのです。
謙虚だな・・・と思われる方もいるかもしれませんが、それがボランティアをする側の姿勢として正しいのではないかと思います。
「来てくれてありがとう」 「貴方に会えてよかった」 そういった言葉を聞けるだけでも十分過ぎるってもんです。
時は静かに進みながらもゆっくりと己を帰国の日時へと導きます。
帰国は10月19日
フィリピンからの日記はここまで、書き足りない事柄は帰国してからゆらゆら記していくってことで・・・
残りのわずかな時間、悔いのないよう過ごしていきたいと思います。
最後につい最近知り合ったダバオにいるToriさんのブログを紹介します
とりかご~ガノタフィリピン戦線 http://d.hatena.ne.jp/torix/20051006#p1
フィリピン日記にはダバオ市内の様子がよくわかる写真がいっぱいです。