6月28日、マニラから1時間半かけてミンダナオ島で最も大きな街、ダバオに到着した己は翌29日から今度はおじいちゃん・おばあちゃんを収容しているマザーテレサの家で一ヶ月間ボランティアをさせて頂くことになりました。
ここにいるお年寄りたちは5人の15歳~17歳の少年少女を含め計53名。
ここにいるお年寄りたちは皆チフス患者、精神病患者、身体障害者など様々な要因で住むところがない人たち。中にはテロの被害にあい、足が棒のようになり、お尻の骨がむき出し状態になってる少年もいました。
そんな彼らの生活の手助けを常時、5名のシスター(マザーテレサと同じ格好をしてます)と10名ほどの現地スタッフが行うわけです。
己が今回担当したのは洗濯です。
洗濯なんて簡単じゃないの??だってボタン押すだけであとは待ってるだけだもん♪
なぁ~んて事を考えがちでしょうがそれは洗濯機を当たり前のように使っている日本を含めた先進国だけの話。
洗濯機なんて・・・・・・・・ここにはありません。
53人分、全て手洗いです。
朝7時、マザーテレサの家から歩いて20分ほどのところにあるビジター専用の宿泊施設(上記写真 素泊まりで一泊175ペソ・日本円でおよそ350円)を出て8時頃に 洗濯開始!
昔なつかしの洗濯板を用いてゴシゴシッ!ゴシゴシッ!その後三回ほどすすぎ洗いをして物干し竿へ・・・ 53人が一日に出す洗濯物は予想以上に多く(毎日清潔に保たなければならないので上着・下着はもちろんシーツ・マクラカバーまで)いくら洗っても山はなかなか小さくなってくれません。 そりゃ嘔吐したり、お漏らししたりで毎日ニ・三回は服を取り替えるわけですから多いのは当然ですわ(^_^;)
仕事を終えるのは夕方頃、汗だくになったTシャツを見て「今日も一日ごくろーさま♪」なんて一人事を言いながら帰宅しますwww。
宿泊所についてシャワーを浴び、午後6時のミサに預かり(宿泊所の隣が教会)その後、向かいにあるオープンテラスのある(ってか全部オープンw)レストラン(ただの食堂w)で夕食です。
サンミゲル(フィリピンのビール・300mlで約20ペソ)といくつかのオカズにご飯がついて・・・90ペソくらいかな。およそ180円でお腹いっぱい食べられます。
22時には門が閉められるのでそれまでに帰り、就寝。
とまぁこんな一日。
とは言え、こんな毎日ばかりじゃありません。
マザーテレサの家にいるスタッフと仲良くなり、彼女の家にお邪魔して食事をご馳走になったり、休日にはバナナのプランテーションに連れて行ってもらい、広大で美しい景色を見せてもらったりしました。
また、ダバオには日本人の友人が数名おり、これまた休日にダバオから船で約1時間半ほどのところにあるサマール島に遊びに行ったりもしました。(一番上の浜辺の写真)
周りがサンゴ礁で覆われた島はとても美しく、今までテレビでしか見たことのなかったクマノミ等の熱帯魚や青なまこを身近に観察できました。
そうそう、ウニもいっぱいいましたそれもメロンくらいのおっきいのが!!
・・・・・美味しくなかったけど(笑)
そんなこんなで過ごした一ヶ月間、言葉の問題とか、その他いろいろ大変な事も多かったけど、実り良いものになったと思います。
7月27日、いよいよダバオから車で2時間半ほどのところにあるキダパワンに向かいます。
キダパワン、そこには本来の目的地であるイースタービレッジが・・・・・・
つづく